お金は「安心」じゃなくて「選択肢」だと思う話
お金ってなんなんだろうな、ってたまに考える。昔は「安心を買うもの」って言葉をそのまま受け取ってたけど、最近はちょっと違う気がしてる。安心っていうより、実際は「選択肢を増やすためのもの」なんじゃないかと思うようになった。
例えば、仕事がしんどいときに「まぁ辞めても何とかなるか」って思える状態。これって安心というより、逃げ道が見えてる状態なんだよね。逃げ道があると、人って少しだけ冷静になれる。不思議だけど本当にそう。
逆にお金がないと、選択肢が一気に消える。辞めるとか休むとか、そういう選択が現実味を失う。すると「続けるしかない」っていう状態になって、精神的にじわじわ削られる。これが地味にきつい。
でも面白いのは、お金が増えたからって不安が完全になくなるわけじゃないところ。むしろ別の不安が出てくる。資産運用どうしようとか、このままでいいのかとか、今度は別の種類の迷いが出てくる。
つまりお金って、不安をゼロにする魔法じゃなくて、不安の種類を変えるだけのものなのかもしれない。でもその中で「選べる」っていう状態だけは確実に増える。
たとえば引っ越し。ちょっと嫌な環境でも、貯金があると「最悪出ればいいか」と思える。これだけで気持ちの余裕が全然違う。実際に引っ越すかどうかじゃなくて、選べる状態にあるかどうかが大事。
あと、休むことに対しての罪悪感も変わる。お金がないと休む=損失になるけど、余裕があると「調整」になる。この差はかなり大きい。
ただしここで一つややこしいのが、お金が増えても使い方が下手だと選択肢を感じにくいこともあるってこと。なんでもかんでも不安に変換してしまう人もいるし、逆に少ないお金でもうまく回してる人もいる。
だから結局、お金そのものというより「それをどう認識してるか」も大きい気がする。でもそれでも、ベースとしての余裕はやっぱり数字に依存する部分があるのも事実。
個人的には、お金は「自由のスイッチ」みたいなもんだと思ってる。押したら全部自由になるわけじゃないけど、押せる状態かどうかで見える景色が変わる。
たぶん一番いい状態って、お金がめちゃくちゃあることじゃなくて、「まぁどっちでもいけるか」と思える選択肢が複数ある状態なんだろうなと思う。そこに安心っぽさが後からついてくる感じ。
