人生に疲れた。
何のために頑張っているのか分からなくなった。
これまで一生懸命に生きてきたけれど、もう十分なのではないか。そんなことを考える瞬間があるかもしれません。
仕事、お金、人間関係、将来への不安。
毎日同じような生活を繰り返していると、まるで終わりのないゲームをプレイしているような気持ちになることがあります。
もし今、人生そのものを終わりにしたいと考えるほど思い詰めているなら、一つだけ考えてみてほしいことがあります。
人生を終わらせなくても、今までの人生を終わりにすることはできるのではないでしょうか。
1. 人生はRPGに似ている
ロールプレイングゲーム(RPG)には、明確な目的があります。
敵を倒し、経験値を獲得し、レベルを上げ、装備を整える。そして最後にはラスボスを倒します。
ラスボスを倒せばシナリオクリアです。
それまで必要だった経験値も、お金も、装備も、最終的には必要なくなります。
では、人生をRPGに置き換えたらどうでしょうか。
- お金を稼ぐことはゲーム内通貨(テイルズのガルドなど)を集めること
- 仕事で経験を積むことはレベル上げ
- 知識や技術は武器や防具
- 家族や友人は冒険の仲間
- 困難や挫折はダンジョン
- 人生最大の課題はラスボス
私たちは、人生というゲームを攻略するために、日々努力しています。
しかし、ここで問題があります。
人生には、誰が決めたのか分からないクリア条件を追い続けている人が多いのです。
年収を上げる。
出世する。
家を買う。
資産を増やす。
周囲から認められる。
それらを達成すれば、本当に人生は満足できるものになるのでしょうか。
2. もしラスボスを倒したら、お金は必要なくなる?
例えば、人生のラスボスを「経済的自由」と設定してみましょう。
十分な資産を築き、働かなくても生活できるようになったとします。
住宅ローンもない。
生活費の心配もない。
会社に行く必要もない。
いわゆる10億円を手に入れたような状態です。
これでゲームクリアでしょうか。
確かに、お金を稼ぐために働く必要はなくなるかもしれません。
しかし、お金の心配がなくなっても、お腹は空きます。誰かと話したくなることもあります。新しい景色を見たいと思うこともあります。
つまり、お金を稼ぐ必要性と、生きる楽しみは別の問題なのです。
人生には2種類のゲームがあります。
ゲーム1:生きるためのゲーム
- お金を稼ぐ
- 生活を維持する
- 健康を守る
- 社会の中で役割を果たす
ゲーム2:生きることを楽しむためのゲーム
- 好きな場所に行く
- 新しい経験をする
- 人と出会う
- 自分の好きなことをする
- 知らない世界を知る
多くの人はゲーム1に人生の大部分を使っています。
しかし、ゲーム2はいつ始めてもいいのです。
10億円を手に入れるまで待つ必要はありません。
3. 人生を終わらせるのではなく、今までの人生に区切りをつける
これまでの人生を振り返ってみましょう。
頑張ってきたこと。
達成したこと。
出会った人。
失敗したこと。
後悔していること。
一度立ち止まって、これまでの人生を振り返ることは大切です。
そして、これからも同じ生活を続けたいのか考えてみる。
もし、今までの人生に満足できないのであれば、これからの人生まで同じようにする必要はありません。
- 仕事を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
- 生活習慣を変える
- 海外に移住する
大切なのは、人生そのものを終わらせることと、今までの生き方を終わらせることは違うということです。
人生には、何度でも新しい章を始める可能性があります。
4. 10億円がなくても海外で暮らすことはできる
ここで、一つのアイデアがあります。
日本を離れて、海外で2週間ほど生活してみるのです。
旅行というよりも、短期間の移住体験です。
例えば、タイ、ベトナム、ポルトガル、ジョージアなど。
日本語が通じない環境に身を置いてみる。
毎朝、現地のカフェで朝食を食べる。
近所のスーパーで買い物をする。
街を散歩する。
現地の人とコミュニケーションを取る。
予定のない一日を過ごす。
観光名所を巡る必要もありません。
ただ、そこで生活してみるのです。
一ヶ所に2週間滞在したら、次の国へ移動してみる。
また2週間過ごしてみる。
これを繰り返していけば、今まで知らなかった世界が見えてくるかもしれません。
もちろん、航空券や宿泊費、生活費は必要です。
しかし、10億円を用意する必要はありません。
まずは無理のない予算で、短期間の滞在を計画すればいいのです。
5. 何をそんなに思い詰めていたのだろう?
人生を大きく変えるには、大金が必要だと思っている人は少なくありません。
しかし、本当にそうでしょうか。
例えば、海外で2週間生活してみたいと思ったら、必要なのは航空券と宿泊先、滞在費、そして時間です。
会社の休暇を調整する必要があるかもしれません。
家族との相談も必要かもしれません。
精神的にも、すぐに行動できる状態ではないかもしれません。
それでも、1週間後ではなくても、1ヶ月後なら実現できる可能性があります。
人生を全部変える必要はありません。
まずは2週間だけ、違う環境で生活してみればいいのです。
そう考えると、これまで自分を追い詰めていた問題も、少し違って見えてくるのではないでしょうか。
人生を変えるために必要なのは、必ずしも大金でも、特別な才能でもありません。
今いる場所から一歩離れてみること。それだけで新しい選択肢が見つかることもあります。
6. 人生の第2章を始めてみよう
RPGにはエンディングがあります。
しかし、人生には決められたエンディングがありません。
仕事で成功した後も人生は続きます。
経済的自由を手に入れた後も人生は続きます。
大きな夢を達成した後も人生は続きます。
そして、今までの人生に満足できなかったとしても、これからの人生まで諦める必要はありません。
これまでの人生を第1章とするなら、これからは第2章です。
今までとは違う仕事。
今までとは違う住む場所。
今までとは違う人間関係。
今までとは違う価値観。
新しい世界を経験してから、これからどう生きるかを考えても遅くありません。
人生のクリア条件を、他人に決めてもらう必要もありません。
自分が行きたい場所に行き、自分がやりたいことを見つけ、自分のペースで生きていけばいいのです。
まとめ:人生を変えるのに、人生を終わらせる必要はない
もし今、人生に疲れているなら、すぐに人生の結論を出さないでください。
これまでの人生を振り返ることは悪いことではありません。
しかし、これからの人生には、まだ経験していないことがたくさんあります。
行ったことのない国。
見たことのない景色。
出会ったことのない人。
経験したことのない生活。
それらを経験する前に、自分の人生の可能性を閉じてしまう必要はありません。
10億円がなくても、人生の舞台は変えられます。
1週間後でも、1ヶ月後でも、少しずつ準備を始められます。
人生を終わらせるのではなく、今までの人生を終わりにして、新しい人生を始めてみる。
もしかすると、あなたが探していた答えは、今いる場所とはまったく違うところにあるのかもしれません。
もし今、自分の命を終わらせたいと考えているなら
この記事を読んでいる方の中には、実際に自分の命を終わらせることを考えている方もいるかもしれません。
そんなときは、人生の大きな結論を今すぐ出さないでください。
海外旅行や環境を変えることだけで解決しようとせず、まずは信頼できる人に今の気持ちを伝えてください。一人で抱え込む必要はありません。
自分を傷つけそうなほど差し迫った状況なら、一人にならず、119などの緊急支援につながってください。
仕事を休むことも、誰かに助けを求めることも、今までの生活から離れることも、一つの大切な選択です。
人生の結論は、今すぐ出さなくてもいいのです。
