なんと!便所飯をテーマにした映画があったんですよ!!
2018年に公開されたということで
その名も「ランチメイト症候群」。
僕も工場勤めしていた時に便所飯を長年経験済み。
【便所飯】なぜ入社して11年間も休憩場所をトイレに選んだのか
なので、
「こりゃあ、観ないわけにはいかん」というわけで。
興味津々になって観ましたw
内容を深く話しては面白味に欠けてしまうのでざっくりと僕個人の経験を元に感想を述べてみます。
便所飯をするに至る心境、というのかな。
同じ場所で他人と時間を共に過ごす環境の中でいじめを受けていたわけではなく、それでも必要以上に他人の目が気になってしまい安心してご飯を食べることができなくなる。
学校に通ったり会社勤めをしている人なら少なからず共感できるかと思いますが、貴重な休憩時間なのにその場に居合わせたおっさんが急につまらない話を振ってきたり、慌ただしい喧騒に耐えられない。
大変申し訳ないが、そのやりとりは
正直時間のムダでしかない。
無意識のうちにやってる時間泥棒ですよ。
僕がその貴重な休憩時間を使ってしたかったことと言えば、ただただ静かな空間で他人の目を気にせずに、美味しいご飯を安心して食べたり、スマホで気になったことをググったり、何もせず仮眠を取ることだった。
人は一箇所に密集すればするほど情報量が多くなるんですよね。
静かに過ごしたい時に限ってそれが起きるから不愉快でしかない。
そんな状況から「抜け出したい、逃げ出したい。」と誰にも話せず1人悩んでいる人の救いとなるのが便所飯なんですね。
つまり、本当の自分でいられる居場所を得たいわけですよ。
肌感覚だと平成以降の世代が便所飯人口を占めているように感じます。
知らんけどw
少なくとも貴重な休憩時間を誰にも邪魔されずに静かに過ごしたい人なら便所飯をする可能性があるでしょう。
僕の場合は重度のレベルだったので、休憩時間に様々な理由でトイレが使えなくなっている時はわざわざ別棟にまで移動して便所飯をしていましたからw
この様々な理由でトイレが使えなくなっている時というのがポイントなんですが、
- 個室トイレが使われている
- トイレ清掃中
- 激烈な異臭がする
- トイレットペーパーが詰まっている
- ○○○が流されていない
息を止めたとしてもこんな状況では安心してご飯を食べられないので諦めて移動するしかないです。
別棟に移動するにも靴を履き替えたりする必要があったので貴重な休憩時間が往復の移動時間に消されます。
致し方ないですがね。
まぁ、そんなこんなで今では雇われの身から自分の心を完全解放し便所飯をする理由を無くすことに成功したので
元・便所飯労働者としての感想を述べてみました。
映画内では友人を見つけていくドラマってなっていますが、僕の場合は会社を入社から退社するまでにただ1人として便所飯友達には出会いませんでしたw
いやー、本当に孤独でしたよ。
貴重な休憩時間で行う便所飯実践者は、それでも自分の自由な時間と安心できる居場所を得るためにまたは守るために今日も声を押さえてドアの向こうで過ごしていることでしょう。
観たい人はこちらからどうぞ。