人生はRPGに似ている|年齢とともに変わるお金・欲望・時間の使い方
何をしていようと、時間だけは勝手に進んでいく。
街で立ち止まっていようが、メニュー画面を開いていようが、プレイ時間のカウンターだけは増えていくあの感じだ。
現実もそれに近くて、気づいたら年齢だけがちゃんと積み上がっている。
やったことの多さとは別に、時間だけは淡々と過ぎていく。
時間は止められないし、巻き戻せない
同じ30年でも、その中身はまるで違う。
ずっと戦闘してきた人もいれば、寄り道ばかりしてきた人もいる。
装備を集めることに夢中だった人もいれば、ストーリーだけを急いで進めた人もいる。
でもプレイ時間という数字だけは、どれも同じように増えていく。
人生も結局、そういうものなんじゃないかと思う。
成長は見えないところで起きている
RPGにはレベルやステータスがあるけど、現実にはそれが表示されない。
だから、自分が強くなっているのかどうかがわかりにくい。
ただ振り返ってみると、確かに変わっているものはある。
前より焦らなくなっていたり、無駄な選択を避けられるようになっていたり、
人との距離の取り方が少しうまくなっていたりする。
数字には出ないけれど、そういうものがじわじわ積み上がっている。
お金の使い方もプレイスタイルで変わる
子どもの頃のRPGって、お金があればすぐ武器を買ってしまう。
強い装備を見つけたら、その場で更新したくなる。
でも慣れてくると、だんだん変わってくる。
この先もっといい装備が出るかもしれない、とか、ダンジョンで拾えるかもしれない、とか。
そう考えているうちに、自然とお金を使わなくなる。
気づいたら所持金がやたら増えている、みたいな状態になる。
人生でも似たことが起きる。
20〜30代くらいになると、単純な物欲で動くことが減っていく。
「欲しいから買う」ではなく、「これ本当に必要か」で一度止まるようになる。
その結果、収入は増えているのに、意外とお金が減らない状態になったりする。
ただ、貯めることが目的になると少し危ない
効率よく進めるようになるのはいいことなんだけど、そのまま行くと少し変な方向にも行く。
お金を使わないことが正解みたいに思えてきたり、アイテムを温存し続けて結局使わなかったりする。
ラスボスまで取っておいた回復アイテムが、最後まで使われずに終わる、みたいなやつだ。
現実でも同じで、時間もお金も体力も、「もう少しあとで」と思っているうちに使いどころを逃してしまうことがある。
本当は“貯めるゲーム”じゃない
RPGの目的って、所持金を増やすことでも、アイテムを集めることでもない。
物語を進めて、何かを体験することのはずだ。
人生も同じで、時間やお金はあくまで道具でしかない。
どれだけ持っているかより、それをどう使ったかのほうがずっと残る。
おわりに
人生はたしかにRPGっぽい。
ただ、レベル上げに夢中になりすぎると、ストーリーを見逃すこともある。
気づいたらエンディングが近くなっている、なんてこともあるかもしれない。
※これは効率の話ではなく、どうプレイしたいかの話。

