たとえば、あなたが100万円分のビットコイン(BTC)を持っているとします。
「長期的にはBTCを保有し続けたい。でも今すぐ30万円ほど使いたい」
そんなとき、普通ならBTCを一部売却して現金化する必要があります。しかし売ってしまうと、その後BTC価格が上昇した場合に利益を逃してしまいます。
そこで使えるのがInstant Fundsです。
Instant Fundsは、BTCを“担保”として一時的にロックすることで、USDTやUSDCといったステーブルコインを即座に借りられるサービスです。BTC自体は売却されないため、返済後にはそのままBTCが戻ってきます。

Instant Fundsの仕組み
流れはシンプルです。
- 借りたいUSDTまたはUSDCの金額を指定
- アプリが必要なBTC担保量を自動計算
- BTCがロックされ、USDT/USDCが即時付与
- 30日以内に返済
- 返済完了後、BTCが解除されて戻る
これを利用すると100万円分のBTCを保有している場合では、その一部を担保にして30万円相当のUSDCを受け取る、といった使い方ができます。
金利は0%だが、手数料がある
Instant Fundsには年利(APR)はありません。
その代わり、ポジション作成時に「一回限りのサービス料」が発生します。
手数料率はVIPレベルによって変動し、VIPレベルが高いほど安くなります。
つまり
- 継続的な利息負担はない
- 最初にコストが確定する
という特徴があります。
返済期限は30日
各ポジションの返済期限は30日です。
期限までに
- 借りたUSDT/USDC
- サービス料
を返済すると、ロックされていたBTCがそのまま戻ります。
もし返済しなかった場合は、自動的にポジションがクローズされ、担保BTCから未払い分が差し引かれます。
オートリニューアル機能
デフォルトでは「オートリニューアル」がONになっています。
これは返済期限が来た際、自動的にさらに30日延長される機能です。
ただし延長時には、新たなサービス料が未払い残高に追加されます。
必要なければ、いつでもOFFに変更可能です。
最大の注意点:BTC価格下落リスク
Instant Fundsでは、担保BTCの価格が大きく下がると危険度が上昇します。
これを「リスクレベル」と呼びます。
リスクレベルとは「借りている金額 ÷ 担保BTCの現在価値」の割合です。
BTC価格が下落すると、担保価値が減少するためリスクレベルが上昇します。
危険水準に近づくと
- プッシュ通知
- メール通知
で警告されます。
さらにリスクが高まり「清算ライン」に到達すると、自動的にBTCの一部または全部が売却され、借入金の返済に充てられます。
リスクを下げる方法
リスクレベルが高くなった場合は
- BTCを追加で担保に入れる
- 借入額を一部返済する
ことで安全性を高められます。
管理画面で確認できる内容
Instant Fundsでは、以下をいつでも確認できます。
- 未払い金額
- ロック中のBTC量
- リスクレベル
- 返済期限
- 清算価格
また、一部返済・全額返済も随時可能です。
利用条件
- 最低借入額:5 USDT / USDC
- 最大借入額:10,000 USDT / USDC(1ポジション)
- 同時保有可能数:最大3ポジション
一部地域では利用制限があります。
EEA(欧州経済領域)ではKYCが必要で、利用可能なのはUSDCのみです(USDT不可)。
BTCが不足している場合
担保に必要なBTCが不足している場合は
- BTCを購入
- 外部ウォレットから入金
- 他通貨から交換
することで残高を補充できます。
まとめ
Instant Fundsは「BTCを売りたくないが、一時的に資金が必要」という人向けのサービスです。
特に
- 長期保有を続けたい
- 税務上、売却を避けたい
- 短期的な資金需要がある
というケースでは便利です。
ただし、BTC価格下落時には清算リスクがあるため「借りすぎないこと」が重要になります。
参考までに。