独学で始めたスプレーアート、今年で3年目。
僕が初めてスプレーアートを知った時の印象は、「あの街中によくある落書きのことでしょ?」って勝手なイメージだけでした。
しかし、歩を進めていくに連れて知ったことは、想定外の自由に生きるための希望と可能性でした。
「絵描きが苦手な人でもスプレーと紙だけで絵が綺麗に描ける?」
「国内にとどまらず海外でも旅ができちゃう?」
「あわよくばバスキングというスタイルで旅費を稼げちゃう?」
それって、当時はまだ会社員をしていた僕が抱いていたどこにも雇用されずに手に職を付けるってことと合致したわけですよ。
自分次第で人生という見たい景色は変えられる、このスプレーアートに触れて本当に自分の素直な気持ちのまま生活をすることができるようになった。
そのスプレーアートを活かして、自分の絵描きとしての表現の幅を広げるにはどうしたらいいか?
そんなことまで考えるようになるものなんですよ。
自らのやりたいって気持ちのままに行動を継続することで、ステップアップしていける。
そのための+αとも言える実際に僕がやってる方法をご紹介します。
結論:表現するための画材はスプレーのみにこだわらない
スプレーアートを始めてからこれまで、数々のスプレーパフォーマー・スプレーアーティストさんに出逢ってきました。
出逢った数だけその人の描き方があって、活動に思いがあって。
そんなこと言っても画面越しじゃ伝わらないですよね。
なので、率直に言ってしまうとスプレーアートを描く上で表現するための画材はスプレーのみにこだわらないってことです。
僕は筆ペンを使ってますw
たとえばこの作品で言うと、羽ばたいてる鳥達とセンターに立ち奥の光を見つめる少女。
これは筆ペンで描きました。
1番速く描ける方法はステンシルにスプレーを吹き付ければ最速です。
ただ、鳥はともかくとして、少女のステンシルを用意してなかったんですね。
あとから描き足そうと思ってもその肝心なステンシルを切る作業が辛くて辛くてw
時間を掛けて切ればいいだけのことなんですけどね。
そこで思い付いたのが筆ペンで描くってことだったんですよw
たまたま目の前に筆ペンがあって、「いっちょ描いてみるか!」とノリワクで試したら好感触でした。
ここで1つ注意点があって、僕が使っている筆ペンが水性だったのでスプレーを吹いた上に描き足すとサーッと波が引くように分離してしまうんですよ。
人を描いたんですが、分離すると何が何だか分からなくなりますw
なので、スプレーする前に白キャンバスに筆ペンで描いておくか、筆ペンの種類を変えてみると良いですよ。
こちらのタイプは白キャンバスに描くことをオススメします。スプレーの上に描くと分離するのでねw
ティッシュペーパーで消せるけど分離しにくいのはこちらです。
例えば筆ペンで描こうとして失敗した時なんかは、ティッシュペーパーでサッと拭き落とせるのでやり直しが効きます。
ティッシュに取り込まれてしまいましたねw
原画にダメージを与えることなく、描き直しが効くのでオススメな方法ですよw
ちなみに、最初の作品は筆ペンで描いた後に、上からクリアスプレーを吹いたので、ティッシュペーパーで擦っても消えません。
番外編:人前で描くスプレーアートの見せ方
人前でスプレーアートをする時など、お客さんに絵の変化を観てもらうためにストーリーで描く場合は先に筆ペンでキャラクターを描いておきます。
その描き途中のキャンバスにお客さんは気になってくるので、別の作品でも描いてもったいぶらせておきましょうw
この間を設けることが実はお客さんの足を留めるのにとっておきなんです。
ステンシルに頼らない方法の中では時短にもなりますし。
そしてついに、描き途中のキャンバスにスプレーを吹き付け、筆ペンで描いたキャラクターを主張させるということもできるんですね。
僕にとってはこの筆ペンというものがとても身近にあって、使いやすかっただけに過ぎないんですけどね。
僕がスプレーアートを始めた2018年よりも今現在2021年はもう本当にあらゆる人がスプレーアートをやり出しているので、びっくりですよ。
そのクオリティーと行動力の凄さに。
自分にとってのスプレーアートを磨くためにもこの方法は身に付けておいて損はないですよ。
ちょっとしたステンシルすらも作るのが面倒くさいと思う人だけやってみてくださいw
凄く良かった!共感した!ブログもっと頑張れよ!と感じていただけましたら、ほしい物リストがあるので応援待ってますw
今まで辛い状況にも屈せずに活動し続けてきたスプレーアート作品にも目を向けていただけましたら大感謝です。