便所飯が好きかと聞かれたら別に好きではありません。
口で言うのは簡単だし今現在は、便所飯をする人( = 通称トイレ忍者と命名しています)ではなくなっています。
つまり、第一線から離れた状態にあるからこそ語れる理由があるというわけですよ。
新卒で入社した工場での話になります。
1人で抱え続けていた6つの理由
- 休憩時間が他の職場の人と被って「いつもの席」に座れないため落ち着かない
- そもそも職場に仲の良いもしくは心の開ける相手がいない(浅く広い関係性)
- 食べているところを他人に見られたくない
- 今日自分が何を食べているかを他人の会話の話題にされたくない
- 限られた休憩時間をどう過ごすか自分でコントロールしたい
- 職場の人間との生産性のない会話で貴重な時間を奪われたくない
当時の自分は、いわゆる会社での時間と帰宅後のプライベートの時間とを切り分けて考えて生活していました。
会社にいる時は素直じゃない自分でいて、家で家族や友達といる時は素直な自分でいました。
会社はお金を稼ぐために行く場所。
その程度にしか思えていなかったのは入社時の10代終わりから28歳まで変わることはなかったですね。
先に挙げた通りの理由があり、世間でいう便所飯というワードを耳にするよりも前に独自で実践していたと。
そうせざるを得ない状況にあったから、ある種の逃げ道というやつになります。
これまでの人生において、他人にある問題について話しても解決策が見つからないどころか、他人の言った通りのまま自分で答えを選ばずに物事を進めた結果、事態が悪化したことが多々あったりしました。
それからは自分の問題は自分で解決しなくてはと気を引き締め出して、たまたま今回はその解決策が便所飯に行き着いたと言った具合です。
正直なところ、衛生面においては臭い匂いが発生すればどこも変わりはありませんでした。
どこの個室トイレなら匂い的に安全かとか(臭いの嫌なので)トイレ空間の構造にまで拘るようになったり、作業現場の近くよりかは少し離れた比較的新しめに建てられた別棟の事務エリアの階だとか時間帯も気にしていました。
今思えば、ここまでするくらいならさっさと自分のやりたいことをやっている道に人生の舵取りをするべきだった、と考えたりもします。
1つの場所で雇われて働いていると色々あるかと思います。
身の危険のある辛い作業の仕事や、生活苦の状況、職場での人間関係だったりと、何かに耐えて生きている人って必ずいますよね。
苦しい思いをしてまで耐えて続ける必要なんてないので、これを読んでいる人の何かのきっかけになったら幸いです。
限りある命を大切にするべきですから、ね。
僕にとっての便所飯とは会社の限られた休憩時間を自分の思いのままにコントロールして過ごすための手段でした。
あなたにとっての便所飯とはなんでしょうか?
参考までに。