半年ほど物販配信したことがあるんで経験則で話していきます。
これから配信を通じて物販に参入してみようかと思う人の参考になればと思います。
人には向き不向きがあるんで、どちらかというとその不向き側の視点になりますねw
結論:義務感に負けました
はい。
文字通りで義務感に負けました。
【売れ続ける配信者にはなれない4つの特徴】
- 利益の有無を問わずに配信し続けること
- 数字に気を取られる
- リスナーさんとの距離感
- リスナーさんを楽しませるどころか自分自身が楽しめなくなった
最初の1ヶ月は定刻通りにスケジュールを組んで1日 4時間×週6日で配信していました。
配信スタイルはリアルタイムに絵を描いて好きな金額を設定して出品する形式。
路上でやるバスキングのオンラインバージョンですね。
それに加えて定額出品のみならずオークション形式で出品というなかなか面白い売り方もしていました。
配信者視点からすると定額出品よりもオークション出品の方がリスナーさんとのやりとりがしやすく盛り上がっていましたねw
そんなこんなで初日から売上が発生しましたと。
1ヶ月配信し続けた時点で、売上というはっきりとした数字が出てきたのでこのままの状態を維持できれば来月も売れ続けるんじゃないか?と自信がついてきましたね。
再現性が高い方法なら誰にでもできることなんですけど、冒頭でも述べた通り、人には向き不向きがあるっていうことを忘れてはいけませんでした。
2ヶ月目も同じように配信は好調だったものの、売上は下がりました。
とはいえ、売れないからと言って配信しないわけにはいかないし、物が売れても売れなくても配信し続けることで自分のことを目に留めてくれる人が増えるのも事実なんで。
人って接触回数が多いとその人に興味を持つようになる習性があるんで、どんな人にでもこれは始められます。
ちょうどその頃からリスナーさんとの距離感に違和感を感じ始めたりもしました。
他人の要望することに全てYESと答えられる人がいたらそれは凄いことなんですよね。
あっちではこうなっていたり、でもこっちではこうなっていたりと、リアルタイムで要らぬ言葉が目に入り耳に入るようになってくるんです。
そんな心境も配信中は押し殺しているものだから純粋に配信することが楽しめなくなってきました。
リスナーさんというかその配信時間での視聴者からすれば配信者の抱えてる悩みやリアルタイムな心境なんて別に聞きたくないじゃないですか。
顔は基本映さないんで手元だけ配信でしたが、表情が暗かったり、「実はこんなことがあってぶっちゃけしんどいんですよね」なんて声を聞きたいとも思わないわけで。
元気そうに見えるのも実は色々含まれてる状態ですよとどんな仕事でも人が関わる限り必須なスキルですが。
配信中はどうしたら楽しんでもらえるか、また観たいと思ってもらえるか、どうしたら出品した物が欲しいと感じてもらえるか、など配信内外を問わずに四六時中考えるばかり。
その上、売上は初月から年末にかけて下がる一方。
楽しかったはずのライブ配信のペースも間隔が開いていき、年末の時点では片手で数える程度しかやらなかった。
できなかったというよりはやらなかったがしっくりきますね。
あんなに楽しかったのに。
天と地が入れ替わったようなまるで嘘のような状況。
絵を描くことは楽しい。
人前で絵を描くことはもっと楽しい。
売上を出すことを目的に考えさえしなければ、楽しめるかもしれない。
そう思い、今年も数回配信をすることにしました。
結果は、
よく購入してくれていたリスナーさんがまだいてくれたことや、初めて観に来てくれた方に感謝でいっぱいですね。
それでも配信にハマる理由
物が売れるか売れないかはさておき、配信すること自体はとっても楽しいんですよね。
インターネット内だとよりフットワークが軽くなれるし、簡単に始められるところがまたいいところですね。
【配信にハマる5つの理由】
- 出品したものが売れる
- 頭の中の情報をアウトプットして視聴者と共有できる
- 視聴者と一緒にいる間隔を体感できる
- 声を発すると視聴者がリアクションをしてくれる
- 一視聴者から馴染みのある視聴者に変わる
それでも出品した物が売れるからハマるっていうのも決して間違いじゃないです。
正しい方向で取り組めば、やったらやった分だけ成果が積み上がるわけですからね。
人生において、やりたくないことをしてる時間を過ごすことほど、イヤイヤ時間を消耗するわけにはいかないんですよ。
そんな暇はありません。
そう思いませんか?
だからこそ、好きなことや得意なことをして稼ぐスタイルはとっても理にかなっている働き方なんですよね。
それに加えて配信中は配信者と視聴者がいてこそ成り立つものですから同じ時間を共有してるわけです。
極論、顔が映っていなくても声さえ発していれば自分の声は伝えられます。
すると、視聴者の誰かしらがコメントに降りてくれたり、出品した物を無言で購入してくれたりとリアクションをしてくれます。
一度きりの配信だとさすがにリピーターって概念が生まれませんが、定期的に配信するスケジュールを入れておくことで前に来てくれた視聴者がまた来てくれたりします。
次第に視聴者自らコメントにも降りてくれるようになったり、配信者とリスナーさんの関係にもステップアップしていきます。
実店舗で例えるなら定食屋さんで顔馴染みのあるお客さんですよ。
とはいえ、リスナーさんの顔を配信者が知ることは基本的にありませんがw
そういった匿名性も含めて配信することはとっても楽しいものなんですよ。
以上が、物販配信したことのある僕の経験則になります。
これから物販配信を含めライバーとして活動しようとお考えの人はぜひ参考にしてみてください。