【心理学×RPG】終盤でお金が余る理由とは?現実世界の「幸福とお金の関係」を徹底解説

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RPGの終盤でお金が余る理由

RPGの終盤では、なぜかお金が余ります。序盤では回復アイテムやそこそこの装備くらいしか買えなかったのに、気づけばガルドがカンスト状態。

テイルズシリーズが特に好きなのでガルドで言うw

はい、実はこれ、人間の心理的成長を象徴する構造なんです。

序盤の「お金が足りない」は生存のための行動動機

中盤の「お金を稼ぎたい」は自己成長のための動機

そして終盤の「お金はもう十分」は、目的が変わった証拠

お金の心理学「限界効用逓減」とは?

心理学や行動経済学で有名な理論が「限界効用逓減(げんかいこうようていげん)」。

つまり、お金が増えるほど「幸福度の上昇率」は下がるというものです。

RPGでも、序盤の100ガルドは貴重でも、終盤の10万ガルドは「誤差」に感じます。

これは慣れと満足の心理的限界が訪れている状態。

現実でも、一定の収入を超えると幸福度がほとんど変わらないという研究結果があります。

動機づけ理論で見る「お金→目的の転換」

心理学者デシとライアンが提唱した「自己決定理論」では、

人のモチベーションは以下の3段階に分かれます。

1. 外発的動機(お金・評価のため)

2. 内発的動機(興味・挑戦のため)

3. 自己超越的動機(他者や社会のため)

RPGの終盤で主人公が「世界を救う」目的に変わるのは、まさに自己超越の心理

つまり、お金のいらない動機へと進化しているのです。

現実世界の“終盤プレイヤー”に起きる心理変化

現実でも、経済的に安定すると「お金」よりも「意味」や「つながり」を求めるようになります。

これは心理学的に「経済的自律(Financial Autonomy)」と呼ばれ、

“お金に支配されない心の自由”を意味します。

マズローの欲求5段階とRPGの成長構造

欲求の段階 RPGでの対応 お金の意味
生理的・安全欲求 序盤:生きるために戦う 生存・安定
所属・承認欲求 中盤:仲間と絆を築く 社会的評価
自己実現・超越欲求 終盤:使命に生きる 意味・貢献

つまりRPGは、マズローのピラミッドを体感的に登る設計になっているんです。

お金が“目的”から“手段”に変わる瞬間

心理的な成長とは、「お金を目的にしない心」を手に入れること。

お金は自由を与えてくれますが、使い方を誤ると逆に縛りになる。

RPGの終盤で“お金がどうでもよくなる”のは、

プレイヤーがお金の呪縛を超えた心理的成長を遂げたサインです。

結論:お金の心理的自由=人生のエンディングテーマ

RPGの終盤で学ぶのは、「お金で買えない幸せ」が存在するという事実。

心理学的に見ても、最終的な幸福は自己超越=他者への貢献・意味の発見によって得られると言われます。

お金を追い続ける人生の“次のステージ”は、

「何のために生きるのか」を見つける旅。

あなたが今その途中にいるなら、それはRPGで言えば──

まさに“エンディング直前”の心理段階なんです。

参考までに。

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