30代手前で気付けてよかった。
歳を重ねるにつれ、学生時代からやり直したいなどとつい考えがちになる。
恐らく時間を巻き戻せたとしても、そのやり直しが上手くいくとは思わない。
同じ結末を歩むだろう。
なにせ、
プレイヤーは自分自身であることに変わりがないのだから。
かと言って、落胆する必要もなく、
前に進めばよくて
90歳まで生きる前提で1日を楽しく過ごせたらそれでいいと考える。
自分が仮に今90歳だとすると、30代とはおよそ3分の1。
実際には人生のわずか3分の1程度しか生きていないわけだ。
と考えれば、貯金がゼロであったとしても何も恐れる必要はない。
厳密には現在32歳だが、90歳まであと58年間残っている。
その58年間の中で、生活に必要な最低限のお金を除いた額で貯蓄すればいい。
もしくは、バビロンの大富豪の教えにもある通り、収入の一部を自分のものとして分けることで確実にお金を残すことが可能になる。
毎月1万円ずつ、年間12万円。
12万円を58年に渡り貯蓄すると、その額は696万円に達する。
毎月の1万円が696万円に化けるとすればやらない人はいないだろう。
ポイントは、使わなくていいお金であること。
お金があればできることは増えるし、人を喜ばせたり楽しむことができる。
しかし、
1日を楽しく過ごすことに必ずしも大金が必要ではないことは誰もがわかってるだろう。
貯蓄すること自体に囚われて、1日を疲弊してつまらなく過ごしたり、極貧生活を送ることはするべきじゃない。
世帯を持っていれば尚のこと。
さらに、子供のために自分の資産を残すと言う考えにも疑問を持つべき。
収入が入った時点で、収入の一部を自分のものとして貯蓄するお金の教育を家族で共有できてさえいれば、【子供のためが目的の資産】を残す必要性はないともいえる。
資産はあればあるに越したことはないけれど、自分の死後でお金の揉め事が起きるようなことはしたくない。
もし残すとしたら後々身内で困らないためにも生前に資産相続の取り決めを完了させておく必要があるだろう。
ちなみに、使わなくていいお金を貯蓄するべき理由としては万が一の自己保険そのものになると考えてるから。
定年しても働きたい人は働けばいいけれど、身体が壊れていたら働きたくても働くことができない。
これってとても悲しい。
身体が気持ちに追いつかないってそういうこと。
ぎっくり腰とか体調を崩したりすると身を持って納得できる。
生活状況がどうあれ、お金は生活に使っていくものであるし、そのためには元気な内にお金を貯蓄しておく必要がある。
人にもよるけれど、身体が動かせる30代なら今しかできないし、今からでもすぐにできること。
ローコストライフかつ1日を楽しく生きる+使わなくていいお金を貯めて塊になったら投資運用して増えるのを楽しむ。
30代から90歳までの間とは、それが積み重なった経過年数を指すだけのこと。
長期的に見たら30代なんてまだまだ青過ぎるものだ。