2018年9月9日にスプレーアートを始めてから3年目の今に至るまで、数々のスプレーアートをやっている人に会ってきました。
なんか言葉に違和感があるって?
スプレーアートをやっている人
いや、だってあれですよ、みんながみんなアーティストとしてスプレーで絵を描いているかなんてわからないじゃないですかw
なのでスプレーアートをやっている人になるんですよよねw
あなたは何のためにスプレーアートをやっているの?
あー、これ結構気になる人いるはずですよねー。
誰かを楽しい気分にしてあげたいとか、癒してあげたいとか、はたまた誰かに画力を認められたいとか。
マネー的な意味でも好きなことで稼げたらイイなとかあるじゃないですか。
もう一歩踏み込むと生活のためにやっている人もいるわけで。
これまでの人生がろくな道を歩んできてなかったからとか。
日本を、世界を、地球を旅したいからとかでもありですw
もっと自分に素直になると何かしら目的があってスプレーアートをやっているはずなんですよ。
InstagramやYouTubeにスプレーアート作品を上げている人も一体何のために上げるんでしょうか。
ここでnorimisoさんに話を振ると、うーん、まぁ、始め立ての頃は手に職を付けたかったのがきっかけだったので。
旅とかね、できたんですよ!それが世間的に良いか悪いかは別として自分の足で他県に移動することができたり、普段の生活圏内では絶対に出会えないような人ともコミュニケーションが取れてそこからスプレーアートのお仕事をいただいたりね。
スプレーアートがお仕事に変わった時、それは完全に自分だけのスプレーアートじゃなくなるんですよ。
お仕事を振ってくれた方との共同のスプレーアートに変わるんですよね。
それで、最近は海老名とか横浜でハンドメイドマーケットに参加するようになって、実演販売とワークショップを始めるようになりました。
最初の頃はゲリラでバスキングしかしてなかったんですよ。1年も経たないうちに、むしろ始めて2ヶ月後にバスキングデビューでしたからねw
あの日の人見知りなのに人前に出て道具を広げて描こうとするドキドキした感情と一歩踏み出した勇気・覚悟、お客さんに囲まれた空気感と、ゲリラでのお決まりの注意と、作品を求められた感動は今でも鮮明に覚えています。
初めてのバスキングで一度にその全てを体感したわけですからw
となると、今現在のnorimisoにとってのスプレーアートとは、何か。
誰かの日々のストレス解消になりたい
お、これはM気質な発言ですねw
いやいや、この人一体何を言っているんでしょうか?イメージ崩れるんでやめてくださいw
ただね、ハンドメイドマーケットに参加する際に実演販売としてスプレーアートパフォーマンスをしていて、思うことがあったんです。
それは2つあります。
1つ目は絵を描かなければ基本的に人はやって来ないこと。
まぁ、ね、元々コミュニケーション能力に乏しい人なので話しかけるっていうことに対してハードルが高く感じるんですよ。
たとえば、自分がデパ地下のケーキ屋さんに入って、店員さんが一言も口を開かなかったら気まずくなりますよね?
買いたいケーキがあるのにどちらになさいますか?とか迷ってるとか察してもらえないと不安になりません?
その状況が続くと結構困りますよね?
それと一緒でお客さんが目の前にいるにも関わらず、僕が何も話さずに黙々と絵を描いていたら、この人何をしに来たのかな?って感じているはずなんですよね。
続いて2つ目ですが、自分はお客さんにとってどんな価値をどの程度提供できているのか?ということ。
これを言ってしまうとね、スプレーアートを人前で描いていると大体の人が、綺麗〜!とか上手い!!ってお褒めの言葉を呟かれるんですよ。
描いている本人には直接言わないんですけど、いや、たぶん伝えづらいだけかもしれませんが、たしかに耳に入ってきてるのでw
いつもお褒めいただきありがとうございます!w
それはもの凄く嬉しいんですが、その後にそのままサーっと足を引かれていってしまうんですね。
そういう時にああ、これではダメなんだな、気持ち良く声を掛けなきゃとか、伝えたいことを伝えなきゃって焦り考え始めるんです。
これはハッキリと断言できるんですが、お客さんを充分に満足させられていない証拠だなって。
そう感じてしまったので方法を改める必要が出てくるんですよ。
結果、行き着いた考えはスプレーアートで目の前のお客さんの日々のストレス解消になりたいとw
なぜならそれによって僕自身も日々のストレスの解消になるからw 目の前の人の喜ぶ表情が見れるのってこれがまた快感なんですよ。
ストレス解消方法としてお客さんに真っ白なキャンバスに好きな色を噴いてもらって、そのスプレーの粒子達の色を元にnorimisoが作品に仕上げていく。
それをすることで最終的に日々のストレスだったものが思わぬ作品に変化するというお客さんとの共同作業に変えられるんですよ!
これがまた、人に声を掛けるのを得意としない僕にとってこの上なく最適なやり方だったんですね。
せっかく多色のスプレーを持参してきているんだからお客さんに楽しんでもらわなきゃダメじゃないかとw
楽しんでもらうだけじゃなくて、それに加えてお客さんのストレス解消にもなるなら本当に良いサービスが提供できているんじゃないかと思ったんです。
ちなみにこれはワークショップとしてではなくて、興味ありそうにスプレーアート作品を眺めているお客さんに対しての接客の攻略法ですw
なんでね、スプレーアートをやっている人というのは人それぞれの目的があってやっているわけです。
あなたもここで改めてあなた自身に問い掛けてみてください。
あなたは何のためにスプレーアートをやっているの?と。