目次
週1ダーチャで回す半自給生活の設計メモ(関東想定)
前提
完全自給ではなく、都市生活と小規模農の併用(ダーチャ型)を前提とする。目的は「食費削減」よりも「生活の安定性と再現性の確保」。週1回・1〜2時間の作業で継続可能な設計を重視する。
基本方針
- 片道1〜2時間圏内の農地を選ぶ(継続性を最優先)
- 作物は“強いものだけ”に限定する
- 頑張らない仕組みを先に作る
- 収量より失敗耐性を重視する
推奨エリア(関東)
- 千葉南部:気候が温暖、バランス良い
- 茨城南部:平地が多くコストが低い
- 山梨東部:自然環境は良いがやや上級者向け
作物選定(失敗耐性ベース)
主力
- さつまいも(放置耐性・保存性・カロリー)
- じゃがいも(安定収量)
夏野菜
- ミニトマト
- ナス
- ピーマン
短期回転
- 小松菜
放置枠
- 大葉
- ネギ
やらないもの
- キャベツ、白菜(虫リスク高)
- トウモロコシ(獣害)
- 果樹(時間がかかる)
- 米(別領域)
年間スケジュール(最小構成)
3〜4月
- 耕す(1回で十分)
- じゃがいも植え付け
- 小松菜播種
5〜6月
- トマト、ナス、ピーマン定植
- 支柱設置
- 小松菜追加播種
7〜8月
- 収穫中心(トマト、ナス等)
- 雑草は最低限対応
9〜10月
- さつまいも収穫
- 小松菜再播種
11〜12月
- 軽い片付け
- ネギや葉物の収穫
1〜2月
- 基本的に休止
ズボラ農法(重要)
- マルチング:ワラや草を敷いて雑草と乾燥を抑制
- 密植:隙間を減らして雑草の発生を抑える
- 水やりしない:定植直後以外は不要
- 作物を絞る:管理負担を減らす
- 完璧を目指さない:50%収穫で成功とする
作業時間の目安
- 週1回、1〜2時間
- 最大でも3時間以内
放置耐性の設計
- さつまいも比率を高める
- マルチングを徹底
- 夏野菜中心にする
2週間放置しても破綻しない状態を作る。
初年度の現実ライン
- 食費削減:年間10万〜30万円
- 自給率:20〜40%程度
- スキル獲得が主目的
よくある失敗
- 作物の種類を増やしすぎる
- 毎週必ず行こうとして義務化する
- 雑草を完璧に排除しようとする
- 遠すぎる場所を選ぶ
成長イメージ
1年目:最低限の収穫と感覚の習得
2〜3年目:安定して収穫できる、保存食などに拡張可能
本質
これは農業ではなく「生活インフラの分散」である。市場への依存を一部自分に置き換える行為。
重要なのは効率や収量ではなく、「無理なく続く構造」を作ること。

